「スマホの文字が見えにくい…」「夕方になると目がかすむ」
そんな“見えづらさ”を感じたとき、真っ先に思い浮かぶのが「老眼」。
たしかに老眼は40代以降に誰にでも起きる自然な変化です。
でも、その“目の不調”、実は老眼だけが原因じゃないかもしれません。
「見えづらい=老眼」と思い込んでいませんか?
老眼とは、加齢によって水晶体が硬くなり、ピント調節力が衰える現象です。
でも、「近くが見えにくい」以外にも、次のような症状がある場合は、別の原因を疑う必要があります。
- 午後になると視界がぼやける
- 夜の運転がつらくなった
- 目が乾いてチカチカする
- 突然まぶしく感じるようになった
これらはドライアイ、眼精疲労、白内障の初期、緑内障、VDT症候群(長時間のPC・スマホ使用)など、さまざまな要因が隠れていることがあります。
原因① ドライアイによる“かすみ”
40代以降は涙の分泌が減少し、目が乾きやすくなります。
すると角膜が不安定になり、視界がかすんだり、まぶしさを感じたりします。
【対策】
- まばたきを意識する
- 加湿器の活用
- 市販の防腐剤フリー目薬を常備する
原因② 目の筋肉疲労によるピント不良
PCやスマホを長時間見ていると、毛様体筋というピント調整の筋肉が凝り固まります。
これが慢性化すると、たとえ老眼鏡をかけてもピントが合いづらい状態に。
【対策】
- 1時間に1回は遠くを見る「20-20-20ルール」 (20分ごとに20フィート先を20秒見る)
- ホットタオルで目を温める
原因③ 隠れた疾患の可能性も
特に注意したいのが、「見えづらさに慣れてしまう」こと。
緑内障や白内障などは初期に自覚症状が少なく、放置すると進行してしまいます。
【対策】
- 年に1回の眼科検診を受ける
- 違和感があればすぐ専門医に相談する
老眼対策だけでは不十分?
「老眼鏡を買ったのに見えにくさが改善しない」
そんなときは、老眼以外の要素が関係していることがほとんどです。
また、市販の老眼鏡は一律の度数で設計されているため、自分の目に合っていないとかえって疲労を悪化させるケースも。
【ワンポイント】
眼科や眼鏡専門店で、自分の目に合ったレンズを作ってもらうのが安心です。
まとめ:「40代=目のターニングポイント」
40代は、見え方が大きく変化する“目の節目”です。
「見えにくくなったから老眼だろう」で済ませず、生活習慣の見直しと、正しいケアを始めることが、5年後・10年後の視力を守る第一歩です。
目の不調は、心身の疲れや病気のサインであることも。
“なんとなく見えにくい”を放置せず、小さな違和感から向き合っていきましょう。
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